【FX基礎編】1. FXとは、通貨同士のせどりである。

どうも豆腐です。

本日からは、ブログを始めていくにあたりFX初学者でも理解できるように、

また、わたし自身の備忘録としても色々と残していこうと思います。

本日は「FXとはなんのこと?」という方の為の記事になります。

FXの意味は「外国為替証拠金取引」

FXとは、正式名称が「Foreign eXchange」と言います。

元々の意味は「外国為替取引」という意味ですが、近年では「外国為替証拠金取引」を指す言葉に変わってきました。

無論、我々FXトレーダーが指すFXも「外国為替証拠金取引」になります。

「外国為替取引」と「外国為替証拠金取引」の違いは文字を見ての通り、"証拠金"で行うのかどうかと言う点になります。

外国為替取引とは通貨同士を交換(両替)売買をすること

海外旅行に行かれたことがある方は知っていると思いますが、

例えば日本からアメリカに行く場合、日本の銀行や外貨両替機などを使って、手持ちの「円」を「ドル」に両替を行います。

この「円」と「ドル」を両替する行為を「外国為替取引」と言います。

2021/02/28現在のドル円為替レートは106円です。

これはつまり、円で「1ドル」を交換すためには「106円必要だ」という事です。
※手数料は考慮していません。

例えば、10,000ドルが欲しいとなった場合、「106円 * 10,000ドル」となり、必要な円は100万6千円となります。

これがどういうことかと言うと、100万6千円を使って10,000ドルに両替する行為と言うのは、

結果的に「100万6千円で10,000ドルを買う行為と同じ行為を行っている」という事になります。

何か欲しい商品があった時には、必ず対価として"お金"を支払います。

その結果、支払ったお金との等価交換により商品の受け取りを行います。

物品のやり取りであろうと、通貨同士の交換であろうと、行っていることは『対象に対する対価の支払い』

つまりFXの基本は『通貨の売買である』という事になります。

「証拠金取引」の「証拠金」とは、「担保金」のようなもの

「外国為替取引」については、上述した通り「通貨の売買(両替)」を行うものという説明をさせていただきました。

世間一般で言われているFXとはどんな取引なのか?

FX「外国為替証拠金取引」とは、「外国為替」を「証拠金」でやり取りを行う取引の事です。

(。´・ω・)ん? と思った方も多いと思います。

私もこの説明だけでは何のことだかよくわかりません。

一つづつ解決していきましょう。

そもそも「外国為替証拠金取引」の「証拠金」とは一体何を指すのでしょうか?

「証拠金」は「担保金」のこと

この「証拠金」とは、取引を行う際に相手方に預け入れる「担保金」の事です。

FXでは、買ったら売って1取引が終了します。逆に売ったら買い戻して1取引が終了します。

FXは上記の通り、将来必ず決済(反対売買)をすることが約束されている「差金決済」という決済方法を採用しています。

この「差金決済」では、新規建て時(通貨を新規に買ったり売ったりしてポジションを持つ事)には代金の受け渡しは必要ありませんが、取引により損失が発生した場合でも決済が出来るように、一定額の金銭を預け入れしておく必要があります。

この預け入れる金銭を「証拠金」と呼び、証拠金を使用した取引の事を「証拠金取引」と呼びます。

そのため、売買の都度代金の受け渡しを行うのではなく、売買の損益のみで取引が完結します。

FXで利益を出す方法は二種類

FXが「外国為替証拠金取引」であり、その意味も理解できました。

では、実際にFXでどのように利益を得ていくのでしょうか?

FXで利益を得るためには大まかに分けて2種類の方法があります。

それが「キャピタルゲイン」「インカムゲイン」です。

FXのキャピタルゲイン「為替の売買差益」

FXと言ったらズバリこれ!というのがキャピタルゲインです。

FX取引の最大収益チャンスは、価格変動による「為替差益を狙う取引」になります。

あらゆる通貨には必ずレートが存在します。

通貨の売買であるからには、「安く買う」「高く売る」が基本になります。

商売の基本ですね!

売買差益の例 (買いパターン)

例えば、「これからドルが値上がりしそうだ!」と考えて1ドルが100円の時に10,000ドルを購入したとします。

その後、想定通りに値段が上昇。

1ドル = 105円まで上昇したので、売却(決済)しました。

すると

(105円 - 100円) * 10,000ドル = 5万円

今回の場合は、5円の値上がりをしたことにより、差し引き5万円ぶんの為替差益を得ることが出来ました。

売買差益の例 (売りパターン)

FXでは「売り」からポジションをもつという事が出来ます。

これはどういうことかと言うと、「ドルはこれから値下がりする!」と考えた場合には、将来の値下がりを狙って「売り」からでも取引が始められるという事です。

1ドル=105円の時に売って、想定通りに値段が下がってきたため1ドル=100円で買い戻し決済を行った場合は、

先ほどの買いから始めて売りで決済をしたときと同様に5円の値下がりで10,000ドルあたり5万円の為替差益を得ることができます。

為替差益の計算方法

いずれの利益の計算方法も

(売った時の価格 - 買った時の価格) * 取引量

で損益の計算が可能です。

逆に予想が外れた場合には同様の計算方法で損失となりますので注意が必要です。

FXのインカムゲイン「スワップポイント収益」

二つ目の収益方法はインカムゲインである「スワップポイント収益」になります。

FXの取引では、異なる二つの国の通貨の交換を行うと同時に金利の交換も行われます。

それぞれの国で金利は異なる為、その差額の調整を行う必要があり、その「金利差調整額」「スワップポイント」となります。

高金利の通貨を買って、低金利の通貨を売った場合に、そのポジションを翌営業日に持ち越す'(ロールオーバー)ことによりスワップポイントが発生します。

スワップポイントの例

例えば、高金利として知られる国にトルコがあります。

低金利の日本円を売ってトルコリラを買うと、それだけで2カ国の金利差分が収益になります。

為替レートが上がるか下がるかは関係がありません。高金利通貨を保有しているだけで、日々、貯金の金利のようにスワップ収益が発生します。

ただし、高金利の国の通貨を売って、低金利の国の通貨を買った場合には、日々スワップポイントの支払いが発生するため注意が必要です。

※当日中に売買を完結させるデイトレードと言われるスタイルで取引をされている場合にはスワップポイントは発生しません。

まとめ

基礎編1.まとめ
  • FXとは「外国為替証拠金取引」である。
  • 証拠金とは担保の事である。
  • FXのやり取りは証拠金の中で行われる。
  • FXは必ず反対売買を行って取引を決済させる必要がある。
  • FXは買いからでも売りからでも取引することが出来る。
  • FXでは「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の2通りの方法で利益を得ることが出来る。
  • 「キャピタルゲイン」は「通貨の売買」を行った「為替差益」による収益。
  • 「インカムゲイン」は「各国の金利差調整額」を受け取る「スワップポイント収益」である。

ここまででFXとはどういったものか、どのような仕組みで利益を出していくのかについては理解が出来たかと思います。

次回は、FXの魅力やメリット面について言及していきたいと思います。

本日の記事は以上になります。

 

 

 

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